道東の冬を楽しむ!自然も人も食べ物も!(1)

2018年1月27日(土)、28日(日)

北海道釧路に行って来ました。
「ゲストハウス休坂」が2月末で営業を終えるということで。

昨年2017年1月に、釧路の市民団体である「クスろ港」による、
「ひと」めぐりツアーに参加したときに宿泊したのが、「休坂」です。
ちなみに、ツアーレポートはクスろ港のHPに掲載されています。
「ひと」めぐりツアーレポート
※「クスろ港」…
地域活動に興味があったり、ソーシャルな雑誌「◯ト◯コ」ツウの方でしたら既にご存知かもしれません。
釧路の魅力的な「ひと」を紹介しながら、
釧路を盛り上げている真面目で愉快な団体です。

ツアーで初めてお会いした、「休坂」の増田ご夫妻がとても楽しいのです。
まさに「ひと」めぐりツアーにはまっているお二人。
大勢で休坂に宿泊したのにも関わらず、
一人一人の話を聞き出したり、ご自身の話をしたりと、
ネタの尽きないご夫婦が印象的でした。

翌年はひとり旅でまた行きたいと思っていた矢先、
2018年2月末で休坂の営業終了という、突然のお知らせ。
これは、行くしかありません。


※本記事では釧路市街のひとり観光をメインにしています。
休坂の記事は次回に続きます。

地元の人も旅人も。釧路のオアシスMOO。


せっかく旬な冬の北海道へ来たのですがら、まずは腹ごしらえから。
釧路空港から釧路市街へのシャトルバスに乗り、
フィッシャーマンズワーフMOOに到着です。
こちらの施設は、1階は観光案内所やお土産屋さん、
2階は多目的スペースがあり、地元の学生さんが勉強していたり、
中高年世代のサークル活動など、幅広い世代の方々が利用していました。

旅人である私のお目当は、魚政の「さんまんま」。
私が魚政に行った時は、お客さんはおらず、
注文するとしばらくしてテーブルへ。
親父さんが作った焼きたての「さんまんま」は、
秋刀魚の香りがやや濃い?かな……と思いましたが、お腹が満たされた気分です。
炊き込みご飯の上に大葉が挟まり、一番上にさんまが乗っています。
目の前の港を眺めながらのんびり味わいました。
4ブロックは足りないかなぁ……と思いましたが、
もち米を使ったご飯のためか、お腹も満たされ美味しく完食です!

MOOのバス乗り場待合所に掲示されていた、ラッコの写真。
言われてみれば、という感じでしたが、
2009年、釧路川を沸かせたラッコの「クーちゃん」。
特別住民票を貰うとは!
独り身で長期滞在し、釧路川に定住していたようです。

ただの夕日ではありません。世界に誇れる釧路の夕日。

釧路は世界に誇れる観光名所があります。
それが、幣舞(ぬさまい)橋。世界三大夕日の一つにセレクトされています。
(世界の船乗り達の口コミで広がったのだそう。)
夕方は幣舞橋の夕日を撮影したいので、
MOOの向かいにある「幣舞橋観光ガイドステーション」に行くことにします。
写真はMOOから地下道を通って反対側の歩道に出る階段です。
ひとめぐりツアーで話題になったネタでもあります。
階段の両サイドのタイルにご注目。
下から読むと、9(く)…4(し)……?!

ガイドステーションを尋ねると、優しいガイドさんがいらっしゃいました。
当日の日の入り時間と日が沈む方向、撮影スポットを詳しく教えてくださいました。
ガラス張りで撮影には向かないけど、
周辺スポットの生涯学習センター「まなぼっと幣舞」も見晴らしが良いですよと紹介いただきました。
時間もたっぷりあるので、行ってみることにします。
ガイドさんにお礼を言いうと、素敵なタンチョウの折り鶴をいただきました。
この折り鶴、しっぽを引っ張ると翼がパタパタ動くのです!

小高い丘に建つ、右側のガラス張りの建物が「まなぼっと幣舞」です。

一瞬躊躇しましたが、「出世坂」を登ります。

「まなぼっと幣舞」展望室からの眺め。川岸の建物がMOOです。

ラッコのクーちゃんが船出したであろう、太平洋側の眺め。

手前は釧路市街、遠くに見える平野のは釧路湿原です。
自然を身近に感じることができます。
さて、実際に撮影した幣舞橋からの夕日は……

日中下見をしたのに、直前になって個人的な体調アクシデントに見舞われ、
「休坂」から撮影場所までダッシュしました。
なんとかギリギリ間に合って、唯一夕日をとらえたベストショットです。

橋の上には観光客やカメラを構えた人達がいました。

幻想的なマジックアワーが一番素敵な時間です。
大体の人達は日が沈むと帰っていくのですが、
是非この時間まで眺めていてください。
世界の船乗り達が絶賛した理由は、
この時間も含めているのだと思います。
せっかく釧路に来たのですから、
時間が許す限り1日の貴重な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

翌朝の幣舞橋です。
この日は「超」が付くほどの寒さ!顔が痛かったです!
そんな日の旅の楽しみがこちら、「蓮葉氷」。
「ひと」めぐりツアーでお会いした、道東出身の自然が好きな知人に教わりました。
連日は暖かい日が続いていたようで、蓮葉氷が見れるかどうか微妙なところでしたが、
幸運にも見れてよかったです!

幣舞橋で出会った人はガイドさんだけでしたが、
別れ際にいただいたタンチョウの折り鶴が印象的でした。
観光らしい観光でしたが、丁寧な説明がおもてなしというより、
再訪したくなるような心温まる感じがしました。

次回はより「ひと」にフォーカスした記事へと続きます。