2017年4月1日(土)〜2017年4月3日(月)
2017年4月2日(日)
銅鳥居(かねのとりい)を後に、少し歩くと金峯山寺 仁王門に到着です。
特別拝観期間だった金峯山寺
訪れた日は観光客で賑わっていました。
平成31年に大修理着工ということで、仁王門には事故防止ネットが張られています。
修理前に訪れてよかったです。
こちらが金峯山寺。
受付で拝観料を支払うのですが、通常の拝観料と違って高くなっていました。(大人¥1,000、通常は¥500)
その時は気がつかなかったのですが、訪れた当日は特別ご開帳拝観期間だったのです。
※仁王門の写真には答えが写っているのに……。
中央の階段を登ると、靴袋を渡されます。
お堂の中は土足厳禁、撮影禁止です。
左側に金剛蔵王大権現像が見えますが、通路からでは全体像は見えません。
順路通り進み、後半の方では野本輝房さんの写真展が同時開催されていました。
お寺の行事の風景、大峰(おおみね)修行など、圧巻な写真ばかりでした。
さらに順路通りに進むと、金剛蔵王大権現像の目の前で拝観をされている人たちの光景が見えてきました。
順番待ちの列もそれほど長くないので、並んでみることに。
(この行列が特別ご開帳拝観です。ここに並んでいなかったら、意味のない拝観になっていました…。)
運よく通されたのは、中央の金剛蔵王大権現像。
仕切りで区分けされた個別空間で、じっくりと拝観することができます。
仏像でもなく、拳をあげている風で怒られている感じがする像ですが、全身青の像はかなりの迫力です。
お願い事の中には自力で頑張るしかない事もありましたので、
逃げられないような雰囲気……。もはや、できなかった時の言い訳はできません。
どういった像なのかは、金峯山寺のHPをご覧ください。
境内には色々なお堂があります。
金峯山寺(蔵王堂)の近くにも天満宮があったり、
今回はお参りしていませんが、頭の神様、脳天大神龍王院も境内にあります。
蔵王堂から450段の階段に挑戦しないといけないようです。
どうしてもお参りしたい人や膝に自信のある方はぜひ!
思い出に残った旅先の出会い
そろそろ次に移動したかったのですが、
金峯山寺は人が多過ぎて、なかなか思うような写真が取れずにいました。
手探りで撮影しましたが、やはり引きの写真がよく撮れたかと思います。
お参りもしたので、心を引き締めて移動です。
後醍醐天皇導きの稲荷。心の迷いがある時に、ここにお参りすると良いみたいです。
写真も撮り終わり、移動しようとすると、
金峯山寺の看板を背景に写真を撮られているご夫婦がいました。
せっかくなので、「撮りましょうか?」とお声をかけ、撮影することに。
ただ、ここの場所では、金峯山寺が背景に映りません。
おそらく、お二人揃っての写真は旅行中ではあまり機会がないかと思い、
金峯山寺が見えるところまで一緒に移動しました。
お二人の撮影が終わると、私も記念に撮っていただきました。
こちらがお会いした旦那様に撮っていただいた1枚。
一人旅をしていると自分の写真は残らないので、とても嬉しいです!
数分前に会ったご夫婦と私は、話が途切れることなく会話をしました。
旅行で来られたのかとお聞きすると、
金峯山寺でのお願い事が叶ったので、そのお礼とご報告で来られたそうです。
私もつい先ほどお参りをしたことを話すと、
そのお願い事が叶ったら、必ずここに来た方がいいわよと奥様。
朝から大変時間をかけてたどり着いた金峯山寺。
その時間は、こちらのご夫婦に出会うための時間だったとしか思えなくなってきました。
願い事が叶ったら、必ずまたここに来ます!
私がどこからここに訪れているのか、出身地の話、今の仕事の話などなど…。
お店が並ぶ道まで3人で歩きながら、40分ほどでしょうか。
色々とお話していると、接点がいくつかあり、とても楽しいひと時でした。
ご夫婦は兵庫県小野市というところから来られていたのですが、
兵庫県はわかるものの、場所がどこなのかよくわからずでした……。
「小野市って言ってもわからないわよね……」と奥様。
「あるとしたら、そろばんを作っているくらいしか…」
そろばんの産地ですか!初耳です!
(お恥ずかしいことに、そろばんに産地があることすら存じていませんでした……)
最近では朝の連ドラ「あさが来た」に小野市で作られたそろばんが登場していたそうです。
ご夫婦はこの後、金峯山寺の行事に参加するということで、
吉水神社の鳥居の近くでお別れです。
旦那様から、せっかくなので二人の写真撮ってあげるよとおしゃっていただいたので、
スマホで奥様と一緒の写真を撮っていただきました。
写真はここでは載せませんが、
メールで送っていただいた写真は良い思い出となった1枚です。
吉野の観光はまだまだ続きます。
旅話は小分けにして、また後日に。