ヒッコリーウィンド滞在最終夜 in 鶴居村

2015/08/25

目次
▼グリーンパーク鶴居
▼宮本さん一家に出会う
▼宮本一郎さん講演会
▼鶴居村の夜

◆グリーンパーク鶴居

釧路川のカヌー下りが終わり、その後はお風呂のためにグリーンパークつるいへ。
ヒッコリーに滞在中、お風呂は毎日が温泉でした。

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毎日温泉だったおかげで、普段以上に体を動かしていたのに
疲れがほとんどありませんでした。
お肌の調子も良かった~^^
鶴居村の憩いの場ともなっているようで、
地元の方も日帰り入浴で利用されています。

◆◆宮本さん一家に出会う

この日はヒッコリーウィンド最終夜。
お風呂から帰ると、本日宿泊されるお客様がいらっしゃいました。
夕食時に初めてお会いした宮本さんご一家。
小さな息子さんと3人で東京から北海道旅行中で、
奥様の暢子さんは私と同じく札幌出身。
私と暢子さんはしばらく女子トークをしました。
出会って数分なのに、色々と人生相談をさせていただきました。
そして宮本さんご夫婦の馴れ初めのエピソードが素敵でして。。
暢子さんと私は年代が近いこともあり、
私の今後のことについて、少しモヤモヤしていたこともあったのですが、
ご家族を見ていると、少しずつ気分がリフレッシュされました。

途中から旦那様の一郎さんとも一緒にお話しをさせていただきました。
ヒッコリーウィンドに最初に来たのが一郎さんでして、
その時はお仕事で来られたとのことです。
1度の滞在ですっかりヒッコリーのファンとなり、
帰ってまもなくして、奥様の暢子さんと息子さんを連れて来たそうです。

◆◆◆宮本一郎さん講演会

夕食後、フォトグラファーである一郎さんによる講演会。
ヒッコリーにも続々とお客様がいらっしゃいました。
一郎さんの20代のときから現在に至るまでのお話しを、
一郎さんが撮った写真とともに見ました。
20代の時に、New Yorkのスクールオブヴィジュアルアーツに入学し、
写真科で勉強されていました。
1日1枚写真を撮る宿題があったそうで、、
随分と過酷な学校へ入学されたのだなと思いました。
一郎さんが影響を受けた
Larry Clark というアメリカ人の写真家(デザインもしている)のお話し。
私は彼の存在は知らなかったのですが、
スライドの写真ではおそらく現代では出版することは難しいのかなと思われる
モノクロの写真を紹介。
Tulsa(タルサ)という写真集があるのですが、
とにかく何もすることのない町で、ドラッグや注射に明け暮れる青年の写真、
モノクロの写真ということもあり、
スライドをみた瞬間にいろいろな思いがこみ上げてきます。

そして、一郎さんがある一人の俳優をモデルに写真を撮り続けたお話し。
Rockets Red Glare(ロケッツ・レッド・グレア)。
彼の存在も私は知らなかったのですが、若い時の写真から年を重ねるごとに
表情や雰囲気が変化するモノクロの写真。
彼が調子の良かった時の話や最後に会った時の話。。

スライドを観た中で、
私の中で印象的な写真が二つありました。

一つはナミビアが独立した時の現地人の写真。
一つはルー大柴(ダリ風)さんの写真。
ナミビア独立当時の記憶はほとんどないので、
ナミビアの人が独立戦争から解放された・アパルトヘイトが終わったといった
状況から解放された人々の生き生きとした表情が、
私には新鮮というか、人の感情が顔に現れた瞬間の写真。
鮮明に脳にインプットされました。

そして、ダリ風のルー大柴さん。
ファッション誌を読んでいた方なら記憶にあるかと思います。

一郎さんがおっしゃっていた、
「一つ追いかけるものを決める」ということ。

ファッション写真やカタログ写真は何も残らない。
流行になった時に価値が下がると。
人を追いかけて生き生きとした表情を撮る、
一郎さんの撮られた沢山の人々の表情写真。

数時間の講演でしたが、ヒッコリー最後の夜。心に響く良い講演会でした。

◆◆◆◆鶴居村の夜
講演後の交流会が終わりに近づいた時はかなり遅い時間になっていました。
今日が鶴居村最後の夜ということで、星を観に一人外へ。
ヒッコリーからはにぎやかなギターの音と楽しげな歌声。
iPhoneのライトを頼りにロッジ前の道に出る。

滞在中の出来事や目にした動物、植物、倒木、自然ろ過された水。
目の前に広がる星。いろいろと情景を思い出しながら、
今後のこと、どうしようかなーと考えた途端、
思考能力がゼロに。。
何も考えずに夜空を観ることにしました。

こんな時間に誰も通る人はいないので、
ちょっと失礼してヒッコリー前の砂利道にごろ寝してみました。
時折雲がかかったり、星が見えたり。
外灯もない道で仰向けで寝るなんてことは人生で初めてでした。
星の明かりで空の方が明るいという、当たり前の事に気がつく。
意外と暗闇の中一人でいるのもそれほど怖くなかった。
気がつけば深夜1時を回っていました。。

翌日もやはりガイドをお願いしたく、
午前中のガイドが最後となります。
鶴居村滞在最終日についてはまた後日に。


当ブログで紹介させていただいた
暢子さんのブログはこちらです。