2017年9月30日(水)〜10月2日(月)
遅めの夏休みを取ったばかりですが、愛媛県に行ってきました。
行き先は愛媛県にある佐島と岡村島。
振り返るとハードな旅でした。
今回は、羽田空港から佐島への道のりをお送りします。
旅の旅程だけ見たい方はページ下、こちらへどうぞ。
優しい色の葉書
佐島を知ったきっかけは2016年秋に都内のイベントでお会いした、
ゲストハウス汐見の家のオーナー、ノブコさんです。
とても素敵な葉書だと思いませんか?
最初にお会いした時、こちらの葉書に連絡先を書いていただきました。
汐見の家はノブコさんの御先祖様の家。
御曾祖父様が亡くなられた後、
空き家となった汐見の家を大叔父様がリノベーション。
その後、伯父様がメンテナンスをされていました。
伯父様が亡くなられ、5年ほど経過した時のこと。
近隣から塀の瓦が落ちて危ないと言われます。
家を残すにも手間と費用がかかるため、
処分しようとなりました。
ノブコさんのお母様、お姉様、弟様、そしてノブコさんは
汐見の家がある佐島へ向かいます。
しまなみ海道と古民家の素晴らしさに心を打たれてしまったノブコさんは、
汐見の家のリノベーションを考え始めました。
現在は都内に住むノブコさん。
お話を伺った当時、佐島と東京を行ったり来たりしていたとのこと。
新幹線で福山/広島まで行くのにも交通費と時間がかかります。
そこまでしてでも宿を始めようとした想いは、
きっとこの葉書にも込められているのではないかと、私は思いました。
いつかは行って見たい、汐見の家。
五右衛門風呂も気になります。
※汐見の家のHPはこちら。
古民家再生のページは汐見の家がオープンされるまでの道のりが書かれています。
”いつか”は、まもなくやって来る
旅のおおよそ1ヶ月前、母と伯母の倉敷旅行に便乗することになりました。
倉敷まで行くのであれば、佐島にも行けるのでは?と考えた末、
母と伯母とは別行動をし、佐島行きを決めます。
まずは羽田から岡山行きの足を確保しなくてはなりません。
新幹線という選択肢もありましたが、
今回は母と伯母の行動に合わせて、飛行機を選択しました。
旅割28でギリギリ手配は完了です。
それと同時に、汐見の家と倉敷の宿の予約を忘れずに。
相当な労力と時間を費やして、行く前から少々憂鬱気味……。
普段は2ヶ月前には旅の手配を済ませているので、
もう少しゆとりのある旅程にしたかったです。
岡山空港から佐島へ
初日は寄り道せずに佐島へ向かいます。
こちらは旅行前に立てたスケジュールです。
※2017/9/30時点。
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羽田空港 10:15-(ANA)-岡山空港 11:30
岡山空港 12:15-(高速バス)-倉敷駅北口12:50
倉敷駅 13:07-(JR)-尾道駅 14:16
尾道駅 おのみちバス [因島線] 土生港前行
14:35-(バス)-土生(はぶ)港 前15:23
土生港 16:00-(船)-佐島港 16:16
汐見の家 16:20ごろ到着予定
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新千歳空港から来る母と伯母は、
羽田空港で乗り換えとなります。
人生初の羽田空港搭乗口で待ち合わせです。
特に”人生初”ムードもなく、
普通に母と伯母に会えてひと安心しました。
ただし顔合わせは羽田から岡山までの間です。
※再び顔合わせするのは、旅の最終日の10月2日。
岡山空港から倉敷行きのバスは、
当日運良く駆け込みで早めのバスに乗り込むことができました。
ちょっと時間に余裕があったので「倉敷駅」到着の証拠写真です。
ここから先は、ひたすら移動となります。
電車は途中から座れましたが、
人が乗ってきたり降りたりで、程よく混んでいました。
駅舎を撮り忘れました。尾道駅に到着です。
ひとり旅なのでフレームを撮るだけなのですが、
これはどこに人物を収めれば良いのでしょうか……。
それはさておき、観光案内所で土生港行きのバス乗り場を聞いておきます。
尾道のバス停からの眺め。
日陰に入って椅子に座り、
のんびりとバス待ちです。
ようやくバスに乗り込んで、発車時間までぼんやりしていると、
「お嬢」
『え?じょう?ジョー?対象は私じゃないな』。
私は目をそらします。
「お嬢、このバスは因島方面行く?」と。
『私ですか!!』
バスに乗り込んできた、
一見コワ系のスポーティーな格好をした男性に声をかけられました。
「はい」と一言返事をすると、
「ありがとう」と普通に元気よくお礼が返ってきました。
『お嬢……って。今お嬢って言ったよね?ジョーではないよね?』
小心者の私は、しばらく心の中がざわついていました……。
バスの車内アナウンスより、しまなみ海道の説明が流れてきました。
最初の旅行者にはとてもワクワクする案内です。
それなりに雰囲気が出ていた因島大橋からの景色です。
この風景には感動しました!
小島を見ると不思議と心が穏やかになります。
終点の土生港前に到着です。
バスの運転手さんに土生港の場所を聞いてみます。
バス停から少し先に進み、右手にフェリーターミナルがあります。
写真はターミナル内にあった島の紹介写真。
あまりにも天井に近い位置に掲示されていたので、
結局肉眼では確認できませんでした。
そして首も疲れました……。
佐島へは土生港の中央桟橋から16:00発の芸予汽船を利用します。
実は土生港と言っても
中央桟橋と長崎桟橋の2箇所のターミナルがありまして。
ここで何を間違えたのか、
最初に到着した中央桟橋から長崎桟橋に移動してしまいました……。
幸い、長崎桟橋に港のおじさまたちがいらっしゃったので、
親切に教えてくださり、再び元の中央桟橋へ。
行き方は色々ありますが、芸予汽船を利用する場合、
土生港(中央桟橋)から佐島に向かってください。
土生港の近くには、大きな船が停まっていました。
「TRANS HARMONY 1」。
調べると、自動車の運搬をする船です。
前月の8月に進水式があり、新しい船だということがわかりました。
こうして旅の思い出写真から、
新たな発見をするのも楽しいです。
あっけなく船旅は終わって、佐島に到着しました!
船の待ち時間は長かったものの、乗船時間は16分です。
「もしかして、たきぐちさんですか?」と、
見送りに来ていた女性に声をかけられました。
女性は、汐見の家スタッフのミエさん。
私と入れ違いに、汐見の家に泊まっていたゲストさんを見送りされていました。
入れ違いになったゲストさんを乗せた船は、せわしなく次の港へ……。
次回へ続きます。
Special Thanks:Nobuko Nishimura.
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【参考までに今回の旅程】
・1日目
羽田空港 -(ANA)- 岡山空港 → (バス) → 倉敷駅
倉敷駅 → JR → 尾道駅
尾道 → バス → 土生港前
土生港(中央桟橋) → 芸予汽船(フェリー) → 佐島
宿:ゲストハウス汐見の家
・2日目
佐島港 → 芸予汽船(フェリー) → 今治港
今治港 → 第二せきぜん(フェリー) → 岡村港
岡村港 → 第二せきぜん(フェリー) → 今治港
今治桟橋 → バス → 福山駅
福山駅 → JR → 倉敷
宿:ゲストハウスYuji-inn
・3日目
倉敷 → バス → 岡山空港
岡山空港 -(ANA)- 羽田空港