無謀な小豆島の旅(2)〜特別編〜

2016年11月3日(木・祝)

前回の小豆島に着くまでのブログはこちら

7:20ごろ、友人と待ち合わせです。
待っている間に坂手港のフェリーターミナルで待機することに。
当日はとても寒い日でした。念のために持ってきた手袋が重宝します。

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坂手港フェリーターミナル向かいの観光案内所。
2Fの「喫茶ままごと」が気になったので後日調べてみると、
「劇団ままごと」という劇団がプロデュースされていたようです。
瀬戸内国際芸術祭期間中のオープンということで、
港近くのカフェは和むのだろうなと思いました。
今回は行けませんでしたが、次回来ることがあれば訪れてみたいです。

時間になると友人が迎えに来てくれました。
本当に朝早いところ、ありがとうございます。

今回の案内人は地元生まれの友人

今回ご縁があって小豆島を案内いただくのは、小豆島出身の新亀生子さん。
アズキノイスという小豆島と東京をつなぐ活動をしている地域団体の代表です。
地元小豆島と東京を行ったり来たりと、いつもアクティブに活動されています。
アズキノイスのHPはこちら
新亀さんとの出会いは、私がいつも行っている美容院。
出会いと言いますか、「きっかけ」と言った方が良いでしょう。
私が地域と旅の事業の設立の話を1年以上前から担当の美容師さんとお話ししていて、
偶然にもスタッフさんに小豆島出身で、地域系の活動している人がいるよとお話を聞き、
美容師さんを仲介役に新亀さんを紹介いただいたのがご縁です。
なので、今回新亀さんとお会いするのは実は2回目なのです。
新亀さんの他に、アズキノイスメンバーのヒデさん、
アズキノイスが運営している東京のシェアハウスを利用されていた村田さんが一緒に同行しました。

本日は今回の旅の目的でもある、アズキノイス主催の和太鼓と阿波踊りのイベントがあります。
坂手港にせっかく来たので、本日のイベントのフライヤーを配ることになり、
港周辺にいた観光客の方に何人かフライヤーを配りました。
どうやら、告知が遅かったためか、
参加者さんは思いの外少ないそうです……。

とはいえ、私も新亀さんと一緒にフライヤー配りのお手伝い。(結局2組のみでしただけど)
1組目はおそらく、アジア圏の若い男性に。
2組目はサイクリング完全装備のご夫婦に。
イベントに来てくれるかは別として、こういう活動は対面の方がいいですし、
旅人の記憶に残ると思いました。

なにげに写真に納めた坂手港のバス停

こちらはオリーブバスのバス停です。坂手港前の時刻表をご覧ください。
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あまりにも本数が少なくて驚きです。
※坂手港から少し離れたところにバス停があったので、おそらくそちらの方が本数は多いかと思われます。
真夏の時期はどうしているのでしょう。
時刻表ならぬ、”地獄表”と言っている著名人はいますが……。
気を取り直して、私のリクエストしたエンジェルロードまで移動します!

新亀さんの運転する車で、小豆島のことを色々と聞きながら、
小豆島の道路を走ります。

「小豆島で車を運転していると、こんなところに入ってくるの??っていうことが多くて」と新亀さん。
常識が通用しないところも、島特有の風習なのでしょうか??
意外な島民性もあるのだと思いました。
※この島民性が納得できた出来事は、後ほど書きます。

「おー!!オリーブが街路樹!」テンションが上がります。
いたるところにオリーブ、オリーブ、オリーブ!

「ここの道路、道幅を広くしていて、この近くに高校が新しく建つんです。」
「へー、生徒数が増えたとかで?」
「島で高校を一つに統合するんです。
生徒たちが通学するバスのために、道幅を広くする工事をしているんです。」

人口が1万人の小豆島。
都会な島でもあるので、教育にかける費用は持っているのかなと思いました。

定番の観光名所エンジェルロード 意外な発見も!

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こちらの猫ちゃん、エンジェルロードの駐車場でマイペースにセルフグルーミングしてました。
小豆島に来て、第一ニャン発見です。

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顔ハメパネルがありました。
こちらの顔ハメ、少々恥ずかしい気もします笑。

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絵の雰囲気がおしとやかなタッチなので、文字も優しい感じがします。
大好きです 小豆島。好きではなく「大好き」。
控えめさの中に熱い情熱を感じます。

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見えてきました!エンジェルロード!

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新亀さんも写真を撮っているようです。

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振り返ると、小豆島国際ホテルが見えます。
「エンジェルロードが見えるラーメン屋さんがあって、そこからも結構綺麗に見えるよ」とヒデさん。
のんびりエンジェルロードを見ながらのラーメンもいいなと思いました。
次に来るときは、ラーメン狙いでここに来たいと思います。

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岩場のところまで来ました。
気持ち良さげにちょうど良い場所で寝ているヒデさん。
朝早かったので、とても眠たいはずです。

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岩場には小さいカニがいました。

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アオサギでしょうか。鳥もいます。

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こちらはイソギンチャク?クラゲ?何かは不明です。地上に出現すると、「未確認生物」色が強いです。

新亀さんが言うには、昔のエンジェルロードは今のように観光名所ではなかったそうです。
エンジェルロードは砂浜を渡って終わってしまうイメージだったのですが、
水生の生き物を間近で見られて楽しかったです。
生き物の観察は、大人になった今でも面白い時間でした。

ちなみに、当日のエンジェルロードが渡れる予定を近くのお店で掲示されていました。
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この日はちょうど良い時間に渡れたようです。

地元の人は知っている。レトロな喫茶店を。

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新亀さんが幼少期の頃に一度だけ来たことのある
「コーヒーショップ ワールド」へ行くことになりました。
昔からあるレトロな喫茶店です。
ここに入店するまでに、ちょっとした出来事がありまして。
小豆島の島民性?かどうかは別として、
せっかく駐車待ちをしていた私たちの乗る車の前に、
対向車線からかなり無理くり割り込みしてきた作業服姿のおじさんたち!
これには新亀さんも私もびっくりでした!
「島の常識は非常識」の話を、今朝新亀さんから聞いた矢先の出来事で、
納得した反面、なんだかなぁ〜とも思ったり。
でも、事故に至らず良かったです。
※朝の時間帯ですが、駐車スペースが満車でした。

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店内は年代を感じさせるオブジェが並んでいます。
なぜかフクロウの中に人間型のフィギュアらしいものがあります。

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メニューです。

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コーヒーショップだけあって、コーヒーのメニューが豊富。

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写真が斜めで見えにくいですが、コーヒーとトーストを注文しました。

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和む美味しさでした。コーヒーもホッとする味。

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店内はステンドグラスが飾られていたり、
中央には大きなテーブル、カウンター席もあり、
陽の暖かさを感じる店内でした。
地元の方の利用が多いみたいですが、ここでゆっくり時間を過ごすのもいいです。

次はどこに行くか、イベントの時間までの間、
どこに行けるかを新亀さんとヒデさんが一生懸命にプランニングしていただきました。

新亀さんがオススメしていたのは、「銚子の滝」です。
「滝?」と思われるでしょう。
新亀さんは観光という場所ではなくて、
せっかく小豆島に来たのだから、有名なところよりもあまり知られていないところに案内をしたかったそうです。
おもてなしの心意気を感じ、とても嬉しかったです。

ですが、そこへ行くと、手延べうどんとオリーブ公園が見れなくなってしまうということで、
泣く泣く断念することになりました。
「銚子の滝」、見たかったです。
次に来るときは、真っ先に滝を見に行きたいです。

後半は有名な観光名所へ!続きはまた後日に。