ふかふかな布団がある宿 in 北海道新冠町

2016年4月23日(土)、24日(日)

北海道は新冠町に行ってきました。
人生で3度目の新冠町。
最初は高校生の時に電車で妹と、
2回目は(おそらく)高校の時に北海道のFM局AirGのバスツアーで母と。
当時競走馬の仕事に就きたいとミーハーな気持ちで現地を見てみたい思いで、
札幌から訪ねていました。

新冠町のある日高地方は競走馬の産地で有名なエリアです。
今回は地域おこし協力隊をしている友人に、現地ナビゲードしていだたいての旅。
数十年ぶりの新冠ということもあり、どんな町になっているのか、
当時の思い出も思い起こしながらの旅でした。

札幌からはバスがベスト

2016年4月23日(土)。
札幌大谷地バスターミナルから旅のスタートです。
8:40発の高速ペガサス号に乗車しました。
あいにくのお天気で、当日の新冠は雨の予報とのことです…。

本当は電車で行きたいところですが、
2015年の日高本線が高波の影響により、現在も復旧の見込みがありません。
そのため、札幌からの新冠のアクセスはバスか車しかありません。
高校の時に日帰り旅をした時は日高本線を利用したこともあり、
当分は鉄道の旅ができないことに無念さを感じます。

日高地方に近づくと、乗客もまばらに。
新冠に早く着かないかなと、気持ちもそわそわしていました。
そして、10:10新冠に到着!予定よりも早く着きました。

本日の宿、ふかふか亭のご主人が新冠のバス停で既に待っていました。

「初めまして〜。昨日まではいい天気だったんだけどねぇ〜。」

いやはや、本当、ツイてないです……。
ぼちぼち霧雨となってきました。

「自転車持ってきたんだけど……どうします?」

もはや、サイクリングは諦めて、ふかふか亭さんでまったり過ごすことにしました。

ご主人と宿までの間、車の中でいろいろとお話させていただきました。
ふかふか亭のご主人は富山県出身。
昔、バイクツーリングをしていたそうです。
バイクカーの聖地と言われる北海道を旅していたとのこと。
やはり、ダントツに(少し盛ってますが)北海道が良かったそうで、
住むとしたら、北海道と考えていたみたいです。

※ちなみにふかふか亭は「とほ宿」の宿です。
いきなり出てきました、「とほ宿」。
北海道を中心とした安い宿、ゲストハウスのネットワークです。
とほネットワーク旅人宿の会のリンクです。

サラブレット銀座を車で走ると、濃い緑の牧場が見えてきました。
ほんの数日前まではまだ土が見えていた風景だったそう。

旅人宿 ふかふか亭

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サラブレット銀座5丁目の看板を過ぎると、
丘の上にふかふか亭はあります。
落ち着いた家庭的な雰囲気です。
連休前ということで、本日の旅人は私のみ。
写真の上に宿が見えますが、
夏頃になると、道路からは周りの木の葉で見えないのだそう。

宿についてから友人が迎えに来るまでの間、
ご主人と奥様と楽しくお話しさせていただきました。
旅の話や馬の話、北海道の話、珍客団体旅人の話や富山の話。
そして、これから行く予定のディマシオ美術館の話。
初めての宿でこんなにたくさんお話しさせていただけたのは、
連休前で一人旅をしたからこそ。

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「馬頭琴」というモンゴルの楽器。
なんとなく知っていましたが、本物を見たのは初めて。

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日本地図にシールが貼っているのが見えますか?
宿を訪れたお客さんがどこから来たのかを地図にシールを貼ってもらっているそう。
東京が既に真っ赤です。そして私の出身地の札幌も。
私の貼る余地がなかったので、貼るのは諦めました。
南は沖縄、北は北海道と日本各地の旅人が訪れています。
今回は私一人の貸し切り状態でしたが、
次回訪れる時は、他の旅人さんにも会ってみたいなと思いました。

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最近は山登りをしているとお話しされていたご主人。
山登りをした北海道の山の石が並んでいます。

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私が宿泊した部屋です。
ふかふかの布団と天窓のある、屋根裏部屋のような間取りです。
3人用の部屋で、寝るスペースのみな感じです。

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本棚には漫画や読み物が置いてます。
旅を忘れてついつい読んでしまいそう。

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星野道夫さんの本も。
今回は旅をしに来たのだと、読みたい気持ちを抑えました。

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レイチェル・カーソンさんの本。
私は当時こちらの著者を知らなかったのですが、
後日調べると、「沈黙の春」の著者で有名な方でした。
大変興味ありなので、後日読んでみたいと思います。

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「なんもかんも北海道だべさ!!」
えっと……このタイトル、ちょっと小っ恥ずかしいです(笑)。
道産子の私だけでしょうか?
改めて北海道弁を文字に起こすと、田舎感丸出しな印象を受けます。

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そろそろ友人が迎えに来る時間。
1階でぼんやり外を眺めていると、庭先に野鳥がやってきました。
小さくてわかりにくいですが、シジュウカラです。
(右側の枝、下から2本目あたり)
ふかふか亭は旅人と野鳥のオアシスになっているようです。

GWにかけて満室状態が続き、GW終了後に落ち着き始め、
夏休みが近づくにつれ右肩あがりでピークになるとのこと。
バイカー、一人旅、家族旅行にはお勧めの宿です。