2015年6月12日 PM16:30
島宿なかむらや到着。
自転車のスタンドがなかなか動かなく、
駐輪に手間取っていると、宿のお兄さんが声をかけれくれた。
「あ、これはこっちに戻してからじゃないとだめですねー」
「今日泊まる方ですよね？どうぞそちらから入ってください」
なかむらやの飼い猫らしき猫ちゃん二匹が、外のテーブルでくつろいでいた。
中へ入ると、観光協会のHさんがすでに電動自転車のバッテリーを持ってきてくれていた。
「こちらが部屋の鍵です」
2階の角部屋。畳の部屋で、テレビが置いてあった。
夕食まで時間があったので、テレビをつけてみる。
海士町ローカルテレビ、「あまチャン」。
当時、どこかの水族館飼育員のインタビューを放送していた。
かなりローカル色の強い番組。
とりあえず次の日のスケジュールの確認をしておいた。
朝からかなりのハードスケジュール。
島の４分の１を自転車で走り、
夕方までには観光協会へ戻さないとならないノルマもある。
天気も晴れのようで、雨の心配もなさそうだ。
仕事を終えたOちゃん、観光協会のHさんと共に夕食。
座敷席には先ほど一緒に作業をしたSちゃん、
明日ガイドをお願いする隠岐しぜんむらの職員さんが座っていた。
ほぼ週に数日はこちらの、なかむらやでご飯をするそうだ。
海士町での暮らし、移住する時の住むエリアを何処にするかなど、
島独特な風習をいろいろと話を聞いた。
話をしている時に次々と美味しい海の幸がテーブルに出されてくる。
岩牡蠣、サザエ、、どれも新鮮で美味しいものばかり。
今年は冬時期に富山で海の幸を食べ、海士町でも食べ。
地元北海道以外で立て続けに海産物を食べれたことが良い経験になった。
Oちゃんが海士町に移住したきっかけは
巡の環のプログラムに参加したことであることは知っていた。
同席したHさんは何がきっかけではるばる海士町に移住してきたのか、
気になったので聞いてみた。
「ネットラジオだねー。海士町のおっちゃんがラジオやってて」
「それをずっと聞いてた」
私もOちゃんも初めて聞いたので驚いた。
大変運命的なきっかけ話。
島のおっちゃんの海士町トークを聞いて、
それを遠く福岡で聞いたHさんが海士町に行ってみたいと決めたとのこと。
どんな話だったのか忘れてしまったのだが、
Hさんにとってそのラジオが移住のきっかけとなったのだ。
Oちゃんの話の中でも、海士町へ移住した方で、
車の中で海士町のラジオCM(仕事の募集だったか。。？）を一度聞いて、
それで移住したというチャレンジャーな方もいるようだ。
人生、いつどこで、きっかけやチャンスがやってくるかわからないものである。