2016年5月21、22日(土、日)
随分と日にちが過ぎてしまいましたが、5月に富山県の立山に行ってきました。
いつかは訪れてみたかった立山。
タイミング良く、
国民宿舎立山荘の室堂スノーシューイベントに参加することができました。
イベント名は
「春うらら・スノーシュー散策と雪上チーズフォンデュ第2弾」です。
楽しそう、美味しそうなキーワードが2つも入ってます!
参加のきっかけは、富山でガイドをされております、
「エコロの森」代表の森田さんのFaceBook投稿からです。
森田さんに初めてお会いしたのは、
北陸新幹線が開通する前の2015年2月、
関東在住の富山県出身若者ネットワークacoico(アコイコ)主催の富山バスツアー(東京発)にてです。
当時は八尾町桐谷集落にある桐谷農園さんでスノーシューをする予定でしたが、
雨のため中止(泣)…。
その経験もあって、今回はスノーシューリベンジの旅でもありました。
5月のレポートとなりますが、
この先もまだまだ自然を楽しめる立山荘のイベントがあります。
こちらも森田さんのガイドです。
まだ夏休みが残っている方は参考にしていただけると幸いです。
乗り継ぎ必須!立山黒部アルペンルート
当日は立山荘に10時30分集合ということで、
東京から新幹線で行けるかなと思ったのですが、
北陸新幹線が朝早くのダイヤがないのです…。
やむなく新宿からの深夜バスを利用することに。
富山駅から立山荘までの道のりは少々長めです。
ご参考までに当時の工程を紹介します。
※立山からの室堂への時刻表は期間や休日によって異なりますので、ダイヤのご確認を!
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新宿バスタ(24:15)-深夜バス⇒富山駅(6:40)
電鉄富山駅(7:20)⇒立山(8:24)
立山(8:40)-ケーブルカ-⇒美女平(8:47)
美女平(9:20)-バス-⇒弥陀ヶ原(9:50) 立山荘前
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立山黒部アルペンルートの偉大さをここで痛感します。
富山駅からはアジアからの観光客も多くみられました。
美女平からバスを乗っていたときに、
なんと!サルの集団に出会いました!
カメラの準備を怠っていたので、残念なことに写真はありません。
車道脇に7頭くらいの集団でしたが、子ザルも見れて嬉しかったです。
山々に囲まれた弥陀ヶ原は、標高1930m。
弥陀ヶ原到着後、空気が新鮮で驚きました!
当然のことながら、澄んだ空気は体にもいいです!
立山カルデラ展望台
総勢11名のツアー参加となった今回のイベント。
地元富山、タイからの留学生、愛知、大阪、東京(私)と、
各所から参加されていました。
小学生~中高年代、ご夫婦、ご家族、一人(私)と、
幅広い方々の参加でした。
立山荘から程よい距離に立山カルデラ展望台があり、
ツアー最初のアクティビティは展望台までのプチ登山。
雪が残る小高い山道を登ると、ご覧の写真の風景が見えました!
私はいつも山をみて、山は「山」(という漢字)だと思うのです。
当たり前と感じることも、
大昔の人が作った文字が今になっても生き続けているのは、
人間の本質の感情や考えは変わらないものなのだと思います。
写真右下、蛇行しているラインが見えます。
立山では今でもなお、大量の土砂が堆積しており、
明治時代から砂防工事が続いています。
意外な組合わせを発見!チーズフォンデュで腹ごしらえ
雪上でチーズフォンデュを食べる予定でしたが、
2016年5月の連休は暖かい日が続き、雪が解け始めていたため
立山荘のデッキスペースでお昼です。
みんなで食べると美味しい!
初めてパイナップルのチーズフォンデュを食べたのですが、
チーズの味とマッチし、さっぱりとした食感で美味しかったです。
お待ちかね!山々に囲まれた室堂でスノーシュー♪
室堂に行くにはバスで向かいます。
初めての雪の大谷はすでに雪解けが始まっていたため、
よく見る「巨大な雪の壁」とは多少ほど遠くなっていました。
次回来る際はもう少し早めの時期を狙って訪れてみたいです。
こちらの写真はスノーシューで散策中に撮ったもの。
雪の壁の高さがお分かりいただけるかと思います。
周りが雪に囲まれて標高が高いだけあり、とても日差しが強いです。
山のスノーシューは想像以上に体力を使いましたが、天気にも恵まれ、とても気持ちが良かったです。
足のポーズを決めているように見えますが、
傾斜があるため、どうしてもこんなポーズになってしまいます。
室堂が山に囲まれているところだという証拠写真がもう一つあります。
お分かりいただけますか?
そうです、なんとスキーをしている集団が!
当然のことながら、ここはスキー場ではないので、
自力で山を登り、滑り降りてきます。
先ほどのスキーヤー集団!なかなかかっこいいです!
意外と身軽なスキーですね。
室堂のスター、雷鳥たちがお出迎え!
室堂を散策していると、遠くの方で雷鳥が飛んでいる姿を発見しました!
まさか、すぐに出会えるなんてラッキーです!
運良く撮れた写真を拡大してみましょう。
歩いてました…。ですが、肉眼で飛んでいる雷鳥は確認できました。
雷鳥には縄張りがあり、追い払うように威嚇行動をとるようです。
雷鳥には失礼かもしれませんが、控えめな風貌とは違って、
気が強い野鳥だということが判明し、初めて見た姿に驚きました。
その後、みくりが池へのトレッキングコースへ移動し、
雷鳥が目撃された場所まで歩いたのですが、
残念ながらその周辺では見ることができませんでした。
「数日前はここで見たんだけどなぁ。」と森田さん。
先ほどの雷鳥を見れただけでもラッキーだったと、諦めていました。
そんな気持ちで歩いていると、前方方向にちょっとしたギャラリーが!
もしやこれは雷鳥では??と思ったら…
いました!こんなに間近で見られるとは!
当時は気が付きませんでしたが、
よく見ると、雷鳥には足環が付いてます。
室堂で保護されている証なのでしょうか。
それにしてもこの雷鳥、人間のことを恐れていないようです。
最後に木の上に立ち、「ガー、ガー」と鳴きながら飛んで行きました。
おそらく5分くらいの短い時間でしたが、
さっそうと歩く雄姿、正面の表情、横の姿と、色々な角度まで見せてもらいました。
この瞬間をみせてくれた雷鳥に、感謝!
白い池?!雪の「みくりが池」
雪に覆われた「みくりが池」です。
ところどころグリーン系の色が見えていますが、
冬の間はこのように雪に覆われ、池は雪の池となります。
雪解けが終わると、きれいなグリーンの池が見えるそうです。
その時期にもまた来てみたくなりました。
みくりが池温泉に到着!気持ちはここで温泉に入りたい気分でしたが、
今回はなしです(笑)。
登山グッズがディスプレイされていますが、
アウトドアー用品の「モンベル」が入っています。
最近色々な山で展開する「モンベル」。
万が一登山グッズを紛失した場合でも、ここで購入できそうです。
そして、お茶できるお店もあるようです。
「ここで食べるソフトクリームは美味しいですよ~」と森田さん。
確かに、外のテーブル席では、美味しそうにソフトクリームを食べる
観光客をたくさん見かけました。
ですが、今回はお昼に食べたチーズフォンデュでお腹いっぱいだったため、泣く泣く断念しました…。
温泉近くでは、地獄谷を見ることができます。
※現在地獄谷エリアは立ち入り禁止となっています。
こちらが、ガイドの森田さん。
11名を引率しながらのガイドのは
大変だっただろうなぁと思います。
ましてや、スノーシューしつつ先頭を歩くのですから。
森田さんは北海道出身です。
ガイドになる前は新聞記者をされていました。
旦那様の転勤で富山に移り住み、
ガイドになる前、お客としてガイドツアーに参加していたそうですが、
まさか自分がガイドになるとは思いもよらなかったそうです。
とてもパワフルに活動されている森田さん。
今回の様な自然ガイドツアー以外に、女性限定の写真撮影企画ツアー※もあるそうです。
気になる方はエコロの森のサイトを是非チェックしてみてくださいね。
※取材当時の情報です。
美味しい夕食と夕陽と星空と
和洋バランスの取れた夕食。
お昼も夕食もたくさん美味しくいただきました。
朝からずっと動きっぱなしでしたので、残さず完食です!
食堂から見た夕陽。
山から見る夕陽を見たのは初めてでした。
普段町で見る夕陽とは違います。
周りが何もない景色の中沈んでゆく夕陽。
とてもきれいで、何時間でも見ていたかったです。
人生で初めて撮った星空写真です。
当日は満月の日でしたので、星空が見れるかどうか微妙なお天気でした。
こちらの写真は立山荘の玄関前で撮影しました。
とても寒い中、試行錯誤しながら撮った甲斐がありました。
記念すべき星空写真が立山で撮れて嬉しかったです。
そして、よく見ると左下付近に流れ星が写っていました!
ここにも生き物に出会う!弥陀ヶ原を散策
翌朝、立山荘に近い、弥陀ヶ原を散策しました。
意外なことに、なんと蛙がいました!
こんな寒さの厳しい場所なのに、どうしてここで生きられるのか。
謎が残る存在でしたが、今後の宿題としてその生態の謎は残しておきたいと思います。
※掲載できる写真が上手く撮れなく、残念…。生き物ですから仕方ないですね^^;
大阪から来られた、タイの留学生、チャリターさん。
日本語がとても流暢でした。
雪がところどころ残る木道を歩き、周辺の山々を見ながらのトレッキング。
朝から自然を楽しめるなんて、とても贅沢な時間。
日常とは違い、山々を眺めながら鳥の鳴き声や植物、生き物を見れたことは
とても貴重な体験でした。
2日間のツアーは天気が良かったのも、幸運だったと思わずにはいられませんが、
やはり、立山でも「自然」に対して敬意を払うこと。
ちょっとの間だけでも、その空間にお邪魔させていただいたという気持ちを忘れずに。
そして、このツアーで出会った皆さんにも感謝!
最後の日はとても名残惜しく、とても寂しい気持ちになりましたが、
またお会いできることを願っております。
最後の最後に。
ツアー中ご一緒した、愛知県からのご家族。
立山まで一緒でした。
最年少参加者の小学生の男の子。
ツアー中のみんなのアイドル的な存在で、一際元気いっぱいでした。
別れの間際に、男の子から「はい!これあげる!」と、ミンティアをもらいました。
よーーくみると、ミンティアの文字のところがご家族の名前に!
これには一本やられました笑!
仲の良いご家族に最後に見送られて、またまた元気が出てきました!
ありがとう!