本当の自然とは in 鶴居村

▼目次

釧路 鶴居村到着(2015/8/23)
ヒッコリーウィンド

本当の自然を知る
究極のガーデニング
樹齢1000年のミズナラとご対面
幸運!オールスターに出会う!

釧路 鶴居村到着

タンチョウ空港タンチョウ剥製
2015年8月23日、釧路タンチョウ空港に初上陸。
羽田発の朝早くの便は満席。
釧路空港に到着すると、夏休み時期のためか、ちびっこたちも結構いました。
お天気は良好。気持ちの良い道東の空気。
空港では、ヒッコリーウィンドのアシスタントガイドの花野さん(花ちゃん)と
安藤さんのお友達の息子さんのりょうくんが迎えに来ていました。

ヒッコリーウィンドまでの約40分、いろいろとお話をする中、
花ちゃんはなんと私よりも一回り以上も若いことが判明!
とても落ち着きのある若者です。
安藤さんのところでガイドを志願することになったきっかけは、
当時在学中の動物専門学校で安藤さんの講演を聴いてとのこと。
運命はいつどこで起きるかわかりません。

ヒッコリーウィンド到着

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到着後、安藤誠さんが出迎えていただき、握手をしていただきました。
これから4日間、お世話になります。

ヒッコリーウィンドへ入ると、
もう一人アシスタントガイドの毛利さん(けんちゃん)が案内をしてくれました。
けんちゃんは今年ヒッコリーへ転職とのこと。
安藤さんのもとには様々な人々が集まってきます。

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私が滞在したお部屋。
かっこいいバイクと素敵なインテリア。

2階の素敵なダイニングスペースにて、
安藤さんより本日のガイドスケジュールを聞きます。
11:00には千年のミズナラを見に行くとのこと。
※観光地ではないため、場所は秘密です。
明日、明後日以降のスケジュールも聞きました。

それから、私の登山歴、どんなことが好きなのか、
持参したカメラについてもお話ししました。

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マイコンパクトデジカメはリコーのCX1。
こちらのカメラ、歴代のマイカメラで中で、唯一使いやすくて長持ちしているカメラ。
※京セラ FineCam → Nicon COOLPIX2500 → リコー
購入当時、接写で物を撮りたくて、家電量販店の人に薦められて購入。
そして、起動が早い点で、コンデジの割に優れていると思ってます。

ガイドするにあたって、安藤さんの指示のもと、
花ちゃん、けんちゃんが私のカメラ機能を事前チェックされました。
私はカメラ素人なので、どういった箇所をチェックしていたのか
よくわかっておりません。
ですが、
この時の事前チェックは私がガイドツアー参加中のカメラタイムの時に、
重要なポイントとなっていたようです。

◆11:00いよいよガイドツアーに出発。

花ちゃん、けんちゃん、りょうくん、
そして写真の研修で滞在されていた、
アースフォトグラファーの辰ノ口さん(なみちゃん)と共に。
なみちゃんは都内で社会人の本気の部活、
カメラ小僧部の代表をしています。
本日、部員さんも後から合流するとのこと。

車は地図には載っていない道を走り、
辺りに家も見当たらない場所にやってきました。
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こういった場所でお昼を食べ、
自然を感じる景色だなぁ〜と思いきや。。。

「ntさん、この景色を観て、どう思われますか?」

『緑もたくさんあって、自然を感じます』

「実はここの草があるところは人間が木を切ったところで、
向こう側に木が沢山あるところが人間の手が加わっていないところなんです。」

『え。。そうなんですか?!』

北海道と言えば、皆さんこちらのような写真をイメージされることでしょう。
しかし、こういった風景は、家畜たちのご飯(牧草)を栽培するために、
木を伐採して作っているのです。自然そのものではないのです。
花ちゃんがお話ししていましたが、こういう風景は「究極のガーデニング」だと。

本当の自然とは何なのか、その時からガイドツアー中の端々で考えるようになりました。
シンプルな気づきだけに、衝撃は大きかった。。

原生林のエリアへ入る途中、丘が谷のような窪地の場所があったが、
おそらく昔は川が流れていたようで、人工的に埋めた模様。
ここも人の都合により、自然を変えていったポイントのようだ。
※写真、木のエリアのちょっと手前。色が少し違う箇所が小さな谷となっている。

自分の背丈ほどの生い茂る草をかき分けながら、
いよいよ原生林へ。
道なき道をドキドキしながら進んで行く。
登山ルートを歩く時と違って、
自然界に足を踏み入れることがこれほどまでに緊張したのは初めてかも知れない。
それだけ今まで自然と思っていた場所は、人の手が加えられていた場所だったことに気がつく。

樹齢1000年のミズナラとご対面


Photo by Namiko Tatsunokuchi

これほどのミズナラは初めて見た。
見たというより、対面したと言った方が良いかもしれない。
私よりもはるかに長い年月を生き延びているのですから。
こちらのミズナラ、木の表面をよく見ると沢山の生命が共存しています。
木の周辺には、おそらくこちらのミズナラから落ちたであろう、大きな枝というより木が横たわっていた。
きっと千年の間に成長し、栄養が行き届かないためか何かの原因で落ちたのであろう。


そして、ミズナラが立っている周辺を改めて見ると、
どの動物が現れてもおかしくない場所。
何とも言えない怖さを秘めていた。
見えない何かに監視されている、そんな感じさえもした。

ミズナラとの対面を終え、自然界から非自然地帯へと戻った時、
花ちゃんが遠くにエゾシカを発見したようだ。
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Photo by Mr.Hanano *Swarovski scoop + iPhone 5c

遠くを一点集中してみたり、草を食べたり。
そしてまた周囲を確認するかのように警戒したり、、。
エゾシカのご飯タイムをのぞかせていただいた。

しかし、、スワロフスキーのスコープからiPhoneで撮影すると、
こんなにも奇麗に撮れるとは。。

そしてミズナラの場所から離れ、
車で移動中も動物がいないか、みんな周囲を確認していると、、

[キタキツネ発見ーーー!]
車中全員が小声モードになります。
ここから先しばらく写真劇です。

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何かを探している模様。

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周囲を警戒。

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見つかるまで。まだ諦めない。

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「まったく兄さんどこいったんだろ~」
グッドタイミングで弟(勝手に決め付けてますが)登場。

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まだ獲物探し続ける兄。

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兄「はぁ~、首疲れた。今日は収穫なしかも。。」

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弟「ん?撮られてる?」

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弟「まあ、いいや。俺もごはんさがす。」

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獲物探しに夢中で車の近くまでやってきた。

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弟「!」
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弟「。。まだ撮ってたの?」

ここで敷地内に農家さんがトラックター入り。

同時進行でタンチョウがいる模様。
けんちゃんにiPhoneを託す。

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夫婦水入らずでお昼ご飯。

写真劇、完。
Photo by Mr.Hanano *Swarovski scoop + iPhone 5c
Photo by Mr.Mori *Swarovski scoop + iPhone 5c

20分間でキタキツネとタンチョウを見ることができました。
キタキツネのしっぽと耳と足先が黒なのには理由があるのでしょうか?
全体がきつね色かと思っていたのですが、
写真を良く見ると違っていたことに今気がつきました。。

農家さんのお話を聞くと、
キツネ兄弟はよくこの周辺で見かけるとのこと。
彼らのテリトリーなのかもしれません。

タンチョウは遠くにいたので肉眼ではかなり小さく見えました。
スワロフスキーの双眼鏡でみると、しっかりくっきり見えるんです。

自然のタンチョウを初めて見れたのが嬉しかった!
同時にキツネ兄弟にも会えたのも何かの縁だと思います。


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