人生二度目の奈良の旅 〜奈良県吉野山(4) 吉野山の散策〜

2017年4月1日(土)〜2017年4月3日(月)

2017年4月2日(日)

竹林院前のバス停まで歩いてきました。
さて、ここから歩いて山の上まで行くか、
バスでショートカットするか……。
体力に自信がないので、14:30のバスで、奥千本口まで行きます。

予想以上に膝にきます。吉野山の山下り。

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何度かカーブを曲がりながら山を登って行きます。
景色を楽しみながら窓を眺めていると、少々車酔い……。
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あっと言う間に奥千本口に到着。おおよそ、13分の乗車でした。

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バスを降りると、修行門が目の前に。
思っていたよりも急な上り坂です。精神的に鍛えられそうです。

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奥千本の桜は、見頃はまだ先です。

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修行門から坂道を登ると、金峯神社が見えてきました。
神社の撮影は、人の出入りが多数でしたので諦めることに。

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源義経が弁慶とともに身を隠した隠れ塔。実際に今でも修行で使われています。
この塔の中は、暗闇の空間とのこと。落ち着くような、落ち着かないような……。
周辺は涼しい風が流れ、隠れ塔以外の建物は周りにありません。
ベンチでもあればいいのになと思いましたが、
やはりここは観光地ではなく、修行の場であることに改めて気付かされます。

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隠れ塔を後に、ひたすら山を下ります。

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ここから夕方までにはロープーウェイ乗り場に行かなくてはなりません。
少々不安な道……。

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高城山(ツツジが城)の看板が見えてきました。
展望台までは少々距離がありそうなので、ここは見ないでショートカットします。

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高城山展望台のバス停。上手にバスを利用すると、効率よく観光ができそうです。
が、桜の時期は運休とのこと……。やはり混雑時期は、自力で桜をみるしかなさそうです。

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謎の雰囲気漂う場所。
牛頭天王社跡(ごずてんのうしゃあと)と書かれています。
看板をみると、明治初年、神仏分離で廃絶されたそうです。
どんな社殿があったのでしょうか。
少し敷地内を歩いてみましたが、石の階段の他に何もありませんでした。
そして、しきりにカラスが鳴いていたので渋々ここから立ち去ります。

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水分神社(みくまりじんじゃ)が見えてきました。
境内はどうやら近日祭事があるようで、関係者の方が準備をしていました。
写真は撮らなかったのですが、ひっそりとどこか寂しい感じ。
もっと華やかな建物だったと思ったのですが、
よくよく思い出すと、私がイメージしていた水分神社は
宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)。奈良にありますが、場所が違います。

門には可愛さを全く感じない、木彫りのフクロウ。
しばらく眺めていたのですが、どこからみても目が怖くて魔除けのような雰囲気です。
なので、私はあえて写真は撮りませんでした。
ご興味ある方は、webで検索してみてくださいね。

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花矢倉展望台からの風景です。本来であれば、ここは桜をみるための場所。
ですが、意外にも景色を見れるのはごくわずかな範囲でした。
一目千本の方がオープンビュー感はありそうです。
数日後のお花見シーズンの準備のためか、
記念撮影関係者の方々が、撮影の練習をされていました。
「吉野山にパ〜っと笑顔を咲かせましょう〜♪」的な掛け声でした。
(詳しくは忘れましたが、そんな感じです。)
予想外に撮影の練習も見ることができ、
年に一度の桜シーズンに全力をかけている様子でした。

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どこかに桜らしいものは咲いていないかと、木に注意しながら歩いていると、
ほんの少しですが、咲いてました。
太陽の光が眩しい位置でしたが、見つけられてちょっと嬉しかったです。

淡々と書き綴っていますが、2時間近く山を下っていると膝に負担を感じてきます。
幸い、登山用のスパッツと、トレッキング用のシューズを履いていたので、
なんとか竹林院前のバス停まで降りてきました。

吉野山のお土産巡り

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cafe kittonさん。見るからにおしゃれショップ。
今回は店内の雑貨を見るだけでした。

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青木酒店で購入した、「日本酒ケーキ」と「さくらさらさら」という桜入りのリキュール。
意外とアルコール度数強めです。日本酒ケーキはスイーツですがほぼお酒。
こちらの商品は「やたがらす」という名前がついています。
お酒が苦手な私ですが、リキュールは旅の思い出に買ってよかったと思います。

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豆腐茶屋林さん。

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残念ながら、食事のラストオーダーは終わっていました。

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豆乳ソフトクリームは販売しているということで、食事処の店内でいただくことにしました。
撮影前に色々やっていると、溶けてしまいました……。
結構歩き回った後でしたので、本当に生き返るくらいの美味しさでした。
程よい甘さで、私好みの味です。
お店の方がお茶を入れてくださいました。
吉野に来て、2回目のお茶。ピーク時間外でしたので、ゆっくりと休憩できました。

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ゆっくりしているのもつかの間、
今回宿泊した三奇楼の渡會さんオススメの豆腐ドーナツを思い出して購入。
宿に帰ってから食べたのですが、こちらも美味しいお味。
おとうふたっぷりと書かれているだけあって、きぬとうふとおからと豆乳……。まさに豆腐です。

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「さくら巻」。なんでしょう、さくら巻とは。

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もち米を桜の木のあく汁で煮込んでいるあっさりとしたお茶菓子。
吉野山を見ていると、葛切りはよく見ますが、なかなか見ないお菓子なので、
こちらも購入しました。
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宿に帰って食べて見ました。黒蜜やきな粉と一緒に食べるのですが、素朴なお味でした。
わさびと一緒に食べるとお酒のつまみにもなるそうです。
今思うと、やたがらすのさくらリキュールと一緒に食べればよかったなぁ……。

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駆け足で吉野山観光を終え、ロープウェイの吉野山駅から千本口駅、近鉄吉野駅に戻ってきました。
この後、待ち合わせの場所へ行くため、こちらの電車で隣駅、吉野神宮へ向かいます。

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乗り込んだ電車の向かいに、観光特急「青のシンフォニー」が停車していました。
予約が取りにくく、人気高い列車です。

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今回は日程が合わず、予約ができませんでした。
時期をずらして今度こそは乗ってみたいものです。

弾丸で駆け抜けた吉野山。
観光地ですが、ここは山であり、修行の場です。
歩いて見るならスニーカーやトレッキングシューズ、暑さ調整できる服装、
飲み物やちょっとした食料の持参をおすすめします。
旅先の出会い、お店の方々のさりげないお気遣いが、心を落ち着かせてくれました。
観光地とは違って、押し売り感はほとんどない場所でした。
古く昔から修行する人々を迎え入れ、いつの頃からか観光の場となった吉野。
歴史と観光がちょうど良い関係で保たれているのも、
魅力の一つなのかもしれません。
桜のシーズンは是非足を運んでみたいところですが、
毎年大変な混雑のようです。
ゆっくりと散策をしたい場合はシーズンを少しずらした方が良さそうです。

次回は吉野の貯木エリアを訪問します。