夕食後の時間 in Hickory Wind

2015/8/24

▼目次
ヒッコリーで観た星(肉眼で)
安藤さんのフォトスライドトーク
自然写真に惹かれる 自覚
トーキングサークル

今回の投稿は、写真はございません。
本当のブログスタイルです^^;
Sorry,This blog has not picture.


阿寒湖周辺のカヌー体験が終わり、
忍さんの美味しい夕食。
滞在中の他のお客様と一緒に食べるのは良い時間だと実感しました。
基本一人に慣れっ子人間なので、初対面でごはんを一緒にすることは
とても私にとって負担の大きいことでして^^;
でも最終的には慣れました。

この日、カヌー体験でご一緒だった、
鶴居村のお友達を尋ねに来られたご家族連れのお客様が夕食を共にしました。
なんと、こちらのご家族、私の現在住んでいるエリアと大変近いことが判明しました。
日本って狭いです。世界は狭いです。
※後から知るのですが、別枠でさらにミラクルなつながりがあるんです。

夕食の後は、前日は即眠ってしまったため、
楽しみにしていた星の観測をしにヒッコリーの外へ。
外灯はないので、スマホのライトで観測できるところへ。

高性能カメラを持っていないので、写真は持ってないですが、
肉眼ではっきりと確認できるくらい。

夏の終わりの鶴居村は夜は冷えます。
星座表スマホアプリを片手にしながら、目視確認。
結局スマホがあまり使えなくて、ぼんやりとただただ観ることに。

ほぼ水平レベルで星を観測したのは初めてで、
ひしゃくと言われている北斗七星をはっきりと観ることができました。

「あ、星って、上を見上げるだけじゃなく、
 ななめ45度くらいでもみれるんだ。」

と、気がついた瞬間でした。
都会じゃ真上をみても星が見えることはないので。。
どれだけ自然から遠ざかっている生活に染まっているのだろうと。
人工的な生活に慣れると、身体レベルも人工的な感覚になってしまうのかと。。

★★
星の観測の後は、安藤さんのフォトスライドトークでした。
北海道で撮られた鳥、星空、タンチョウ、植物や、アラスカでのオーロラの写真。
安藤さんのトークはとても理解しやすいので、
当時メモを取りながら、必死で「写真をみて」と「メモを取る」を何度も往復。
知らない知識を初めて知る楽しさは、
大人になっても変わりません。
今日という日が二度と来ることがないと思うと、
その時の状況は家に帰ってからも振り返れるように記憶したいものなのです。

安藤さんの写真の中で、
北海道の植物である、「オオバナエンレイソウ」が映し出されました。
ヒッコリーの前にそっと花を咲かせた様子。

オオバナエンレイソウは10年~15年で花を咲かせます。
ヒッコリーと共に歩んでいたオオバナエンレイソウ。
どんなことがあっても、一人前になるには時間がかかります。
人間社会にもこの花に学ぶべきところがある、
そうお話しされました。

安藤さんの写真には1枚の枠の中に納まっている被写体から、
伝える事がたくさんあふれています。

★★★
フォトスライドトークの後、
私はダイニングに置いてあるたくさんの写真誌を拝見しました。
とてもわくわくします。
自分の未知の世界の自然写真(しかも、ヒッコリーには良質な写真誌が普通にみれるのですから!)をみるのはとても感激でした。

「本当に写真好きなんですね」

そう、安藤さんに言われ、今まで自分で認識もしていなかったのですが、
やっぱり自分は自然に惹かれる人間なのだと。

★★★★
トーキングサークル

夜もかなり遅くになっていましたが、
安藤さん、ヒッコリーメンバー、滞在中のお客様と一緒に、
テーブルを囲ってのトークスタイル。
初めて「トーキングサークル」という言葉を聞きましたが、
普段日常で話題にすることのない、深いお話しを聞きました。
安藤さんの一つ一つのお話は、
聞いた瞬間に身体に記憶されるくらい、衝撃が走りました。
ここでは書きませんが、、
どれだけ非日常生活を送っているのか、
どれだけ私という人間は無智なのか、、
世の中を知らなさ過ぎだと、改めて気付きました。

仕事ばかりの生活だと、それだけの月日が流れ、1年が終わるというサイクル。
根本的なところが抜けていたことに、多少なりとも危機感を覚えました。

滞在2日目、この日はなかなか寝付けない夜でした。

翌日は早朝のキラコタン岬トレッキングと釧路川カヌー下りです。
その話はまた後日。